歴代倭人伝資料の横断検索

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検索対象は以下の資料。底本はいろいろです。中央研究院版(中華書局本)に存在する場合にはそれを基本として、各種資料を勘案して作成。その他の中国語サイトにあるものは、簡体字を日本語に修正して作成。各種写真版を手入力して作成したものも、あり。検索の便宜のため一部、異体字に変更するなどしています。

漢書
漢書(かんじょ)の地理志第八下燕地の章の全文。後漢の班固(はんこ、西暦32-92年)の編集。前漢時代を記述対象とする歴史書。
山海経
山海経(せんがいきょう)卷十二、海內北経の章の全文。編者は不明。最古の地理書とされる。漢代のころに成立したものらしい。注釈は西晋の郭璞(かくはく)の著述。
論衡
論衡(ろんこう)卷八儒増篇巻十三超奇篇巻十九恢国篇の各章の全文。後漢の王充(おうじゅう、27~100年頃)の著。
後漢書
後漢書(ごかんじょ)東夷列傳の本文と注釈の全文。南朝劉宋の范曄(はんよう、398~445年)の著。三国志より後に記述されたもの。注釈は唐代の李賢らによる。後漢書光武帝紀下、安帝紀にも倭が登場する。
三国志
三国志(さんごくし)烏丸鮮卑東夷傳の本文と注釈の全文。西晋の陳寿(ちんじゅ、233~297年)の著。いわゆる魏志倭人伝と呼ばれるもので、邪馬台国関連の基本資料。注釈は南朝劉宋の裴松之(はいしょうし、371~451年)によるもの。三国志三少帝紀にも倭が登場する。
晋書
晋書(しんじょ)列傳第六十七の東夷部分。唐の太宗の時代に房玄齢(ぼうげんれい、578~648年)等が編集したもの。
宋書
宋書(そうじょ)列傳第五十七の東夷部分。沈約(しんやく、441~513年)の著。同時代資料。本紀第五、本紀第六、本紀第十にも倭国が登場する。
南斉書
南斉書(なんせいしょ)列傳第三十九の東夷部分。梁の蕭子顕(しょう しけん、487~537年)の著。同時代資料。
梁書
梁書(りょうしょ)列傳第四十八の東夷部分。姚思廉(ようしれん、557~637年)の著。本紀2などにも倭国が登場。
隋書
隋書(ずいしょ)列傳第四十六の全文。唐の魏徴(ぎちょう、580~643年)等による。隋書の版本(汲古閣本等)によっては、“倭国”ではなく“俀国”(たいこく)となっています。倭国の自称、大倭/tai-wi/の音を写したものかもしれません。帝紀卷三などにも倭が登場。
南史
南史(なんし)列傳第六十九の東夷部分。李延寿(りえんじゅ、七世紀半)の著。宋本紀中卷二などにも倭が登場する。
北史
北史(ほくし)列傳第八十二の全文。李延寿(りえんじゅ、七世紀半)の著。
翰苑
翰苑(かんえん)蕃夷部の一部。唐の 張楚金が撰し、雍公叡が注釈したもの。現在残る写本は、平安初期とされる(大宰府天満宮に伝世)。国宝の貴重書ながら、中身は遺漏が多く、かなり杜撰。例えば、倭の字を「倿」と誤写している部分が何か所かあります。
通典
通典(つてん)東夷上の倭の部分。唐の杜佑(とゆう、735~812年)が書いたもの。
旧唐書
旧唐書(くとうじょ)列傳第一百四十九上の全文。五代の劉昫(りゅうく、887~946年)等による。列傳三十四にも倭が登場する。
新唐書
新唐書(しんとうじょ)列傳第一百四十五の日本伝。北宋の欧陽脩(おうようしゅう、1007~1072年)等による。列傳三十三にも倭が登場する。
その他の資料
百済人祢公墓誌銘(ねいこう、でいこう)